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Razer Panthera レビュー|新型が出ても高い評価の「旧パンテラ」

我が家にも高級アケコンRazer Panthera(パンテラ)がやってきました。個人的に使いづらかったファイティングエッジ刃と交換してくれたフォロワーさんに感謝です。




見た目・デザイン

天板はRazerの特徴的な渦模様をブルーにした中々お洒落なデザインになっており、写真で見るより実物は色に深みがあって綺麗です。気に入りました。

全体的な筐体の大きさはHORIのRAP.Nよりやや小さめですが重さはほぼ同じです。大きな違いはレバーとボタンがRAP.Nではノアール配置でHORI製ですが、パンテラはタイトーのVEWLIXに近い配置で三和製となります。(紫のボタンは個人的に交換したもので標準ではすべて黒のボタンとなります)



天板の構造は下から鉄板、プリントシート、アクリル板が重なっており、鉄板にプリントシールを貼っただけのRAP.Nと比べると厚みが倍くらいあります。この天板の厚さは、後述しますが、静音性に影響しているように思えます。

二重構造で厚めの天板


右側面にはOptionボタンとShareボタン。大きなボタンでとても押しやすいです。


天板上にはPSボタン、タッチパッド、L3、R3が並びます。PS3/PS4の切り替えや一部ボタンをロックするトーナメントボタンもここにあります。なお、連射機能とイヤホンマイク端子は残念ながらありません。

一箇所にまとまっているので使いやすいシステム関連のボタン



レバーとボタンの操作性

パンテラには標準で三和のレバーとボタンが付いています。実際に触ってみると他のアケコンとは異なる感触がします。レバー音があまり響かず、ボタン音も小さく、とくにボタンは押した時のビビリ感がほぼありません。

色々と原因を探ったのですが、厚めの天板が、はめ込み式のボタンをしっかり固定していて、ボタンのビビリが抑えられているのが理由の1つかと思います。また、筐体底面部が基盤等が止められるデコボコな加工がされていて、高音(カチャカチャ音やパチパチ音)をある程度吸収しているようです。

底面部の加工


筐体がこのようなデザインなので静音レバーと静音ボタンに交換すると本当に静かになりますね。家庭の事情でアケコンを使いづらい方には特にオススメかもしれません。


メンテナンス

開閉式でメンテナンス性が高いのも良い点です。手前側の光るRazerボタンを押すとパカっと開きます。跳ね上げにはスプリング式の作りのしっかりしたバーが付いていて、開いた状態でも本体がグラグラすることはありません。こういった細かい部分まで作りが丁寧です。とても好感が持てます。

屈強なバー


中にはナスレバーが入っていて標準のレバーボールと交換できます。

右側の収納にはナスレバー、その隣にはメンテナンス用のドライバーも付属します。


天板裏には配線の色とボタンマッピングの表が貼ってあり、出先でも慌てずボタン交換できそうです。


左側には小物入れもあるので、予備ボタンを1, 2個忍ばしておくことができます。


ケーブルも着脱式なのでアケコン内に入れることができます。

注)ケーブルが専用品なのがPantheraの難点です。市販されておらず、壊すと本体修理となりますが、サポートが海外なので時間がかかります。


ファームウェアの更新

旧パンテラは2017/3月にファームウェアの更新がされています。古いファームウェアの8ms~12ms(平均10ms)に比べて1ms~5ms(平均3ms)に応答時間が改善されています。

ファームウェア公開後に出荷されたパンテラには最初から最新ファームウェアが適用されていますが、出荷時期が不明な新品や中古を入手した場合は、下記のサイトを参考に最新ファームウェアにアップデートしましょう。

http://umejine.weblog.to/archives/1064828913.html


さいごに

充分な重さと適度な大きさ、カッコいいデザイン、操作性が良く静かなレバーとボタンが揃った最高峰のアケコンだと思います。実はこれが届いてからは、ほぼ他のアケコンは使っていません。かなりのお気に入りです。

なお、今年発売が予定されている新型パンテラからは三和ボタンが廃止されるみたいなので、今からでもこの現行モデルを買う価値はあると思いますよ。

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Author : ディーズ

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