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brook基板で作る理論最速のHITBOX|話題のレバーレスアケコンを自作、マルチデバイスにも対応

※この記事はBrook社よりUniversal Fighting Boardをご提供いただいて執筆したPR記事となります。

最近レバーレスアケコン(HITBOX)が話題です。



大体こんな流れ

格ゲー界のレジェンド”ウメハラ選手”が、レバーレスアケコンの練習を始める



大会で使用しようとCPTの大会に持ち込む



このとき、同機能のボタンが複数設置され、左右同時押しで後押し優先の設定がされている「ガフロコン(*)」を持ち込んだため、コントローラーのレギュレーション議論に発展

(*)ガフロ選手が独自に作成したレバーレスアケコン。上ボタンが複数あるなどのカスタマイズがされている。



急遽カプコンが声明を発表。実質CPTでは従来のHITBOXはOK、ガフロコンはNGとなった


なんとなく納得いかないところもありますが、今のところこの判断がルールになっていく感じです。

レバーレスアケコンは慣れこそ必要ですが、格闘ゲームではレバーより有利な場面が多くなるようです。

タメ時間の短縮、予備動作なしの前ダッシュなどなど、聞いただけでも強そう。

ウメハラ選手、ふーど選手といった超一流どころが、口を揃えて「すげーすげー」と言ってますから相当ですよね。

気になりますよね?

誘惑に負けて、作ることにしましたww

流行り物に弱いんですよ・・・

一応大会での使用も考慮して、ガフロコンではなくて、従来型のHITBOXベースで考えています。


◾️用意するもの

[ベース]
ホリ リアルアーケードプロ.V改 for XboxOne



ベースに用意したアケコンはこちら。

XboxOne用に2年ほど前に買ったのですが、もうXboxで対戦することもないかな~と思って献上しました。

それにしてもXboxOne。もう少し頑張って欲しいですよね。Xは高性能だし、セールでのゲームの値引率は半端ないし、いいハードだと思うんですけど。

国内でゲーム発売されないのホント何とかして欲しい。

と、と、脱線しました。

HITBOXはレバー用のネジ穴が不要なため、ベースの自由度は高いのですが(イオンで売っているプラスチックの”お弁当箱”をベースにした人もいるくらいです)、耐久性を考慮すると、頑丈な作りのアケコンが用意できれば、それが一番いいと思います。


[天板]
IKD Factory オリジナル天板



ゲーミングデスクを作成、販売しているぺろさん特製のアルミ天板です。軽くて丈夫です。

ドリルを用意して自前で加工!

でももちろんいいのですが、アルミ板の加工は難しいので特注して作ってもらいました。送料込みで5,000円也

こういったオーダーに応えてくれるのはありがたいですね。ほんといい世の中になりました。

ぺろさんありがとうございます!

↓ご注文はこちらから
https://ikdfactory.thebase.in


[基板]
Brook Universal Fighting Board(UFB)

https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-5DAY


HITBOX作成にUFBは必須ではありませんが、優位な点が多々あります。

・アケコン最速クラスの応答性能(重要)
・左右同時押しの設定をジャンパピンでかんたんに変更できる
・連射機能をつけられる
・何よりマルチ機種(PS4/PS3/Switch/Wii U/XboxOne/Xbox360/NEOGEO mini/PS Classic/PC)で使える

Brookの基板は、CPTの大会でも明示的に使用が認められている事が多く、少なくともストVの大会でレギュレーション違反になる可能性は低いと思います。

ただ、ウメハラ騒動後のHITBOXに対するCPTの基準だと、左右同時押しをした場合、「ニュートラル扱い」はOKで「後押し優先」はNGとの判断なので、この辺は気をつける必要があるでしょう。

↓brook
http://www.brookaccessory.com

↓せんごくネット通販
https://www.sengoku.co.jp


[ボタン]
三和 OBSF-24(上ボタンのみ30)



定番の三和電子のボタンです。純正HITBOXは24mmをベースに上ボタンのみ30mmを使っています。

今回は純正にボタンサイズ、位置、大きさも完全に合わせたものを作るので、24mm×11と30mm×1を用意しました。

メイン操作以外にもボタンを増設するので(Option、Shareなど)、こちらにも多めに用意しています。

全部で19個使っているので、4,000円程かかりました。


◾️天板の交換

ホリのRAP.Vの天板はスチール板の上にシールを貼った作りになっています。

表面のシールを剥がすとネジ穴が出てきますので、取り外して交換します。

天板を交換した様子


天板を設置した状態でボタン穴をよく確認します。

配置が独特なので、本体のプラスチック部分に干渉しているとボタンが付けられません。

もし、干渉する場合は本体側を削る必要があります。

プラスチックは中々頑固なので、ホットカッターがあれば、それで切るのがオススメです。


◾️上下左右ボタンの設置

レバーの代わりに4方向に対応するボタンを設置します。

普通、レバーは5pin端子でつなぐようになっていて、そのままでは2本のファストン端子でつなぐボタンが付けられません。

電子工作の上級者であれば、この手のケーブルはすぐに作ってしまうのかもしれませんが、私はよく分からないので市販していたこのケーブルを買いました。

https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-5ESF


購入したケーブルを配線して、4方向ボタンの設置は完了です。


◾️8ボタンの設置

◯ × □ △ L1 L2 R1 R2ボタンを設置します。

UFBではp1-4, k1-4と書かれていますので、下記の通り対応したボタンにケーブルをつなぎます。

□ △ R1 R2 = p1 p2 p3 p4
× ◯ L1 L2 = k1 k2 k3 k4

なお、このケーブルは今回自作しました。

ベースにしたアケコンに付いている線をそのまま使っても大丈夫です。

自作するには、電工ペンチと0.5mmのケーブル、110平型端子などを揃えましょう。全部揃えても3,000円くらい

電工ペンチ


ケーブル


110平型端子メス


110平型端子スリーブ


平型端子の「かしめ方」はこちらのサイトが大変参考になりました。
https://www.diylabo.jp/basic/basic-93.html

GNDにつなぐ線は、共通でいいので、こんな感じで2本の線をかしめ、数珠つなぎの配線にするとスッキリします。



◾️増設ボタンの設置

最近のゲーム機のコントローラーはボタンが多く、ゲーム側でも機能が割り当てられていることが多くなっています。

今回のHITBOXにも下記のボタンを増設します。

PS(home)ボタン、タッチパネル、L3、R3、Option、Share、Turbo(*)

*連射設定を行うボタンです。このボタンを押しながらいずれかの8ボタンを押すと連射のON/OFF設定が可能になります。

使うボタンの種類が決まったら、必要な数だけ天板に穴を開けて取付します。

自作したケーブルをつないで設置完了です。

天板右上に4つ増設


右側面に3つ増設



◾️同時押しの設定

UFBはデフォルトでは、左右同時押しでニュートラルになります。

もし、後押し優先の設定に変えるのであれば、UFB本体のあるジャンバピンをショートさせます。

CPT基準だと後押し優先の設定はNGなので、ご利用は計画的に。今回はニュートラルのままで使うつもりです。

なお、上下同時押しの場合は後押し優先になりますが、CPT基準ではOKなので問題ないかと思います。


◾️仕上げ

配線とボタン設置が終わったら、ゲーム機につないで動作チェックします。

Turboボタンを含めた全ボタンチェックをしましょう。

動作に問題がなければ、裏ブタを閉じて元どおりネジ止めすれば完成です!


表面


ボタン位置が自分でも分からなくなったので、白ペンで書きました。

背面


お疲れ様でした!!


◾️総評

操作に慣れるまではまともに動けないです。

ストVで試したところ、↓→Pで波動拳、↓押しっぱ→→Pで昇竜拳、↓→↓→Pで真空波動拳が出ることを発見。

この昇竜コマンドは結構便利です。

簡易コマンドが設定されているゲームだと恩恵が大きそうですね。

要練習ですが楽しいですよ。

↓最悪、失敗したらこれ買いましょうw
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