2021
Mar
04
0
ホリ ファイティングスティックα レビュー|Xbox Series X|SとPCで使える開閉式のアケコン

2021/2月、Xbox用のアケコンが発売されました。メーカーは我らがHORIさん
Fighting Stick α for Xbox Series X|Sの登場です!

対応機種
・Xbox Series X|S
・XboxOne
・Windows 10
に対応しています。一応XboxモードとPCモードを切り替えるスイッチが付いているのですが、PCのSteamで試したところ、どちらのモードでも問題なく使えました。
筐体のデザイン
天板にはレバーと8ボタン(30mm)がノアール配置で並んでいます。レバーとボタンの間隔が広めで鉄拳やガンダムVSプレイヤーにはお馴染みの配置でしょう。
天板右上にはスタートボタン(24mm、Xboxの表記だとメニューボタン)が配置されています。同社のリアルアーケード.Nでは誤動作防止にスタートボタンにカバーがされていたのですが、ほとんど意味が無かったので廃止されたようです。

中央上部のサブパネルには各種コントロールキーが並びます。

ボタンの配置はこのようになっています。

Windows PCがあれば、専用アプリでボタンレイアウトをカスタマイズできます。

筐体の横幅は410mm

縦幅は300mm

同社の他のアケコンと比べるとこのようなサイズ感になります。縦方向の奥行きが増しました。
Fighting Stick α 410mm × 300mm
リアルアーケード.V 430mm × 240mm
リアルアーケード.N 430mm × 270mm
Fighting Stick 刃 475mm × 285mm
※高さはαとNが120mm、Vが114mm、刃が115mm
弱Kボタンから筐体の端まで100mm。VictrixやObsidianのような傾斜はなく真っ平らです。

背面には両サイドのみに滑り止め。コストカットでしょうか?全面に欲しかった。

メンテナンス
Fighting Stick αは 「メンテナンスしやすい」 という点が売り文句になっています。その辺りの性能を見てみます。
背面のこのスイッチをスライドさせると、簡単に筐体を開くことができます。

パカッ、ここまで3秒。

底面部がギザギザに加工されていますが、この加工がボタンの打音を少し吸収するようで、RAP.Nと比べると打音が少し静かになります。
こんなところまで開きます。

レバーはHAYABUSA2017モデル。ホリの他のアケコンと同じ物です。

ボタンもHAYABUSA2017モデル。こちらもホリの他のアケコンと同じ物です。

HAYABUSA2017モデルのレバーとボタン性能については、こちらもご参考ください。
アケコン比較「レバー編」|三和、セイミツ、HAYABUSAの違い
アケコンパーツ比較「ボタン編」|話題のGamerFinger・CROWN/Samducksa追加!
天板イラストの交換
天板イラストを差し替えるには、レバーやボタンをすべて外す必要があります。
まずは、レバーを外してみましょう。マイナスドライバーでシャフトを押さえて…

表側からレバーボールを左回りに回します。

こんなのが取れます。なくさないように保存しておきましょう。

プラスドライバーでレバーを固定しているネジを4本外します。

配線されているコネクターは引き抜けます。

無事にレバーを取り外しました。

次にボタンを外します。ラジオペンチを用意して、ファストン端子の接合部より少し上を挟んで引き抜きます。

スポッと抜けます。たまに硬いですが、無理に力を入れると折れるので、ここは丁寧に優しく作業しましょう。

すべて外しました。

ボタン外しにはスナップアウトがあると便利です。
闇雲商店の購入ページ
スナップアウトをはめて

もう一つのパーツを差し込むと…

ポン!3秒で外れます。

全部外して表側から見るとこんな感じです。

これでようやく天板を分解できます。このPANELと書かれたネジを8つ外します。

外枠が取れました。

外枠、イラスト紙、アクリル板に分解できます。

ホリのページからイラスト紙のテンプレートがダウンロードできますので、用意したイラストに差し替えてください。
デザインテンプレートのダウンロード
挟み込むタイプなので、このように台紙の上に重ねても大丈夫です。

レバーとボタンの交換
レバーは三和は問題なく取付可能です。OTTO DIY V2/V5も特に干渉することはありませんでした。
セイミツはLS-32を用意されている2穴で固定できますが、レバー底面部が本体と少し干渉します。ストレスなく使うには本体を若干削る必要があるでしょう。
三和+OTTO DIY V5レバーに交換

ボタンは三和、セイミツはもちろん、CrownやGamerFingerなども大丈夫です。8ボタンは30mm、スタートボタンは24mmです。
三和の静音ボタンに交換

完成!

レバーにはThe Linkにて取り外し可能にしました。

レバーヘッドはアケコン内部のケーブル巻きのところに固定できます。

持ち手があるので、レバーを外した状態でカバンのようにスタイリッシュに運べますよ!

総評
内部に音がこもらないようになっているのと、底面部のデコボコ加工のおかげで、旧パンテラほどではないですが、ボタン音が響きづらく静音効果が高い筐体デザインはとてもいいと思いました。
サイズは大きめですが薄くて軽いので、持ち運びしやすく、膝置き利用時は大きさゆえの安定感があります。
雑多に巻きつけておけばよいケーブルは、大会などでも重宝するでしょう。着脱式レバーとの相性も抜群に良いですね。
しかしながら、大会ではPS4版を使用することがまだまだ多いので、Xbox対応は嬉しいですが、PS4で使えないのはやはり残念ですね。
購入方法
日本国内ではホリストアの専売となっています。こちらのページから購入可能です。
ホリストアの商品ページ
使える変換器
実は、コントローラー変換器を用意すればXbox以外のゲーム機でも使えるようになります。ただし、使用は自己責任でお願いします。大会などでは使用禁止になる可能性があります。

MayFlash MAGIC-S PRO
動作可能: Switch、メガドラミニ、アストロシティミニ、ネオジオミニ、PSクラシック、レトロフリーク
Brook Wingman XE
動作可能: PS4、PS3
※PS5でPS4ゲームを遊ぶ場合も動作します。
Brook Wingman XB
動作可能: Xbox360
アストロシティミニでも動きますよ~

PS5/PS4版のファイティングスティックα
2021年6月にPS5/PS4版のファイティングスティックαが発表されました。ギルティギア ストライブの天板絵がついたモデルとなるようです(自由に差し替え可能)。
タッチパネルが付いて、L3R3などの機能ボタンの配置も少し見直されています。
こちらはAmazonで購入可能です。
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