2016
May
24
2
虫姫さまふたりへの浮気
「虫姫さま」はSTGに萌え要素を組みこみ大成功した作品だ。年齢らしからぬナイスバディの持ち主でパワーアップしたときに何故か「イヤーン」と言う主人公レコ。「虫姫さまふたり」はその続編にあたりパルムという男の子も自機として使える。
ゲームモードは3種類あり、オリジナル、マニアック、ウルトラ(ブラックレーベルだとゴッド)の順に難しくなっていく。

◾︎ゲームモード
オリジナルは弾速が早く弾数が少ない古き良きSTGモード。
マニアックは弾速が遅く弾数が多い弾幕STGモード。
ウルトラ(ゴッド)は弾速が早く弾数も多い2周目相当の超上級者モード。
これらの複数のモードの存在から難易度ランクwikiでも評価は13~44と幅広い。比較的に簡単とされるオリジナルモードであれば初心者でも十分1cc可能という評価だ。ただし最低の難易度13でも「初心者でも半年以内にクリアできる」程度の難しさがあることは忘れてはならない。なお、ブラックレーベルの方が若干難易度が下がるようだ。
◾︎設置状況
人気のタイトルだけに筐体の設置も多く、私の近場のゲーセンでもver1.5とブラックレーベルの設置を確認している。プレイ環境も良好なので是非とも1ccを目指したいタイトルだ。

◾︎移植
練習にはXbox360版を使う。売上もまずまずだったらしく今でも安価に手に入れやすい。家庭用ではver1.5とアレンジ版、ノービス版、DLCでver1.01とブラックレーベルが遊べる。ver1.5とver1.01、ブラックレーベルには、それぞれアーケード版とXbox360版(アーケード版の高画質モード)が用意されており、いずれも通常プレイの他にオンラインスコアアタックやステージセレクト、リプレイに対応している。モードは非常に多彩だ。
また、オプション類も充実しており、縦画面や背景はもちろんスキャンライン表示、複数画面表示、サブインフォメーション表示、さらには操作遅延設定なども可能になっている。これより後に発売されたその他のケイブ作品と比べてもカスタマイズの幅は広い。
◾︎1ccへの取り組み
実は大分前から1cc候補に挙げていたものの、これまでほとんどプレイしていなかった。というのも「怒首領蜂大復活ブラックレーベル」が想像していたよりずっと難しく、これに掛かりきりだったからだ。まだクリアできていないのに他ゲーに浮気するのは投げ出すみたいで気がひけるが、実のところあまりに進展のない大復活に対するモチベーションが限界にきている。一旦他ゲーを進めてみてから、折を見て再トライしようという作戦だ。数あるケイブシューでも虫姫さまふたりを選んだ理由は、虫姫さまは作りも操作もシンプルなので、大復活の攻略のヒントがあるのではないかという期待があるからだ。
◾︎攻略ポイント
ver1.5での自機はレコかパルム、それぞれノーマルとアブノーマルがありショットやレーザー、オプションが大きく異なる。ブラックレーベルではレコかパルムを選ぶだけでショットは固定だ。
本作はケイブ系の例に漏れず、特定の敵を倒すと画面上の敵弾が得点アイテムに一斉変換される。稼ぎにも重要なテクニックだが、何より生き残るためにこれらの敵の出現位置を覚えて撃破していかなければならない。俗に言うパターン化が有効なのは間違いない。特に3面以降はオリジナルモードでもそこそこの弾幕になってくるため、効果的なタイミングでの撃破が求められる。

◾︎体験プレイ
いざブラックレーベルでオリジナルモードを開始し、パルムでプレイしてみる。なんと1コインであっさりと5面に到達出来てしまった。しかし5面が相変わらず長い。上下左右スクロールに長期間つきまとう中ボスドラゴン、やたら硬い地形(当たり判定のある建物)と他のステージよりワンランク上の難しさがある。ラスボスの攻撃も激しく、結局初回のクリアには2回のコンティニューが必要だった。

次にレコでプレイしてみる。パルムより広範囲をショットがカバーするが、打ち込みが貧弱で敵が硬く感じる。また、移動速度も遅く避けづらい。こちらは4回コンティニューでようやくクリア。
両方試してみて、まずクリアに近いのはパルムだと思った。ショット、レーザーが雑魚、ボス共に使いやすく威力も申し分ない。攻撃範囲はレコより狭いが、移動速度でカバーでき追い込まれにくい。
◾︎大復活へのフィードバック
これは早速新たな発見だった。というのも大復活でもっとも簡単なのはC機体という先入観があり、たまにB機体を使うものの9割はC機体でプレイしていた。A機体に至ってはほぼ使用率ゼロである。しかし、虫姫さまふたりをプレイしてみて、使いやすいと感じたのはC機体に近いレコではなく、A機体の性能に近いパルムだったのだ。パルムでは高い機動力を生かしての敵弾誘導がしやすく、結果生存率が高かった。
大復活BLは烈怒ショット(ショットとレーザーの同時打ち、移動速度がかなり遅くなる)の存在から機動力不足になりがちで、鈍重なC機体だと絶望的に遅い。ゲームが違えとは言え、A機体を試してみる価値は十分にあると思えた。
初日にして収穫があった虫姫さま体験。しばらくプレイを続けてみよう。
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