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Windows 10とXboxリモートプレイ


自宅のWindowsマシンをWindows 7→10にアップデートした。延々表示されるアップデート告知に根負けした格好だ。

◾︎Windows 10の感想
そのWindows 10だが想像以上に快適で驚いている。まず、Windows 7と比較して圧倒的に起動が早くなった。電源投入から十秒程度で操作可能になるのは大きい。心配していた各種周辺機器やアプリの動作も正常だ。ビデオカードやアケコンも問題なく認識し、MAMEやSteamの動作も正常だ。OSを新しくする度に色々と動かなくなっていた昔が懐かしい。

◾︎Xboxアプリ
ゲーマーとして気になるWindows 10の機能はやはりXboxとの連携だ。Windows 10にはそのままズバリ「Xbox」という専用アプリがプリインストールされていて、スタートメニューから起動できる。Xbox Live IDでサインインすると、あっさりとクラウド管理されている実績やフレンドが表示された。アプリのUIはWindows 10やXbox Oneと同じで迷うことなく直感的に操作できる。このアプリではXboxと同様にフレンドとのメッセージ送受信やランキング参照、ストアでの購入などが可能だ。驚いたのはSteamタイトルも自動でライブラリに表示され、このアプリから起動できることだ。さすがにSteam実績までは表示できないが、中々便利な機能だと思う。

アプリ内の「ストア」ではXbox OneとWindowsの両方のタイトルを閲覧することができる。もちろん購入やダウンロードも可能だ。ただし、Windows用タイトルには現時点ではメジャーなものは登録されていない。PCゲームの購入にはSteamを使うなどの使い分けは必要だ。

◾︎Xbox Oneとの連携
手持ちのXbox Oneの電源を入れ、Windows 10のアプリからネットワーク上のXbox Oneを探して登録すれば設定は完了だ。Xboxは同一ネットワーク上に接続しておこう。

連携する事で下記のサービスがすぐに利用できるようになる。

・Xbox Oneのストリーミング再生
・再生された動画のレコーディング
・リモートプレイ

従来ゲーム画面をPCに写したりレコーディングするには、ゲーム機の映像出力を分岐して、片方をモニターに、もう片方をキャプチャボード(またはキャプチャソフトを搭載したPC)に接続する方式が一般的だ。そのため、分配器などの準備が必要になってくる。

しかし、Windows 10が提供するこの機能は、Xbox One本体がリアルタイムで動画を生成してストリーミング配信するので、映像ケーブルの配線は不要だ。ネットワークにさえ接続できれば離れた場所でも接続できてしまう。イメージとしては家電のハードディスクレコーダが提供する「お部屋ジャンプ」のようなDNLAサーバ機能に似ており(あちらはテレビ番組だが)、Xbox Oneがサーバとなりゲーム画面を配信し、Windowsクライアントにて見るといった具合だ。

さらにこの機能の凄いところは、画面を見るだけに留まらず、録画できる点(しかもタイムシフト付き)、WindowsマシンにXbox Oneのコントローラーを接続すればリモートでプレイできる点だ。PS4のリモート機能だとクライアントはVitaやXperia、BraviaなどのSony製品に限られるが、こちらはWindows 10マシンであれば何でも良い点で優れている。 2016/4にPS4もPC上でのリモートプレイに対応している。

◾︎リモートプレイの遅延について
いくらプレイできるとは言え、実用的かどうかは「遅延」次第だ。実際Vita→PS4のリモートは結構遅延するので結局あまり使っていない。

Xbox Oneを(あえて)無線LANで接続して、「有線LAN接続のデスクトップPC」で、Xbox OneのDEAD OR ALIVE 5をプレイしてみる。格闘ゲームで遅延すればすぐに体感できるはずだ。なお、デスクトップPCはCore2 Quadに4GBメモリ、NVIDIA GT650と、お世辞にもハイスペックとは言えないPCである。

結果としては十分遊べる!

ストリーミングの映像品質を4段階から選べるが、「最高画質」にしても特にカクつく事もなく快適にプレイできた。画質はさすがに本家には劣り、色合いが少し薄くなったと感じるが、慣れればほとんど気にならない。また遅延もほぼ感じない。

残念なことに同時に動画のレコーディングを走らせると、激しい処理落ちが発生して、しまいにはフリーズしてしまった。これはPCのスペック不足だろう。やはり高画質録画は専用キャプチャボードにはかなわない。

次はホコリを被っているノートPCで試してみた。こちらはCore i3に4GBメモリ、オンボードのグラフィックカードだ。リビングにてノートPCを無線LANに接続し、居室に設置したXboxを動かす。ノートPCからは映像をhdmiで55インチの大画面テレビに出力する。

こちらの環境でもまったく問題ない!

このXboxリモートプレイこそ、実にオススメなWindows 10の新機能だ。



◾︎Xbox play Anywhere
つい先日のE3で発表されたForza Horizon 3はXbox play Anywhereに対応するという。これはWindows 10とXbox Oneのマルチプラットフォームで動作するタイトルに付けるマークになるようだ。単に動作するだけでなくクロスプレイにも対応する。

流行りのコンテュニティティーが可能かどうかは気になるところだ。これはある特定のデバイスで操作した内容を引き継ぐクラウドサービスのこと。出先のノートPCでプレイ途中のゲームを、そのまま自宅のXboxで引き続きプレイするとか、そういった事が可能になる。Sonyはこの分野はかなり遅れているのでMicrosoftに是非頑張ってほしい。



いずれにしてもOSだけでなくソフト面からもXboxとWindowsを統合して盛り上げていこうというMicrosoftの気構えをヒシヒシと感じる。こういう試みは大歓迎だ!期待して応援していきたい。
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Author : ディーズ

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