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新型Xbox Oneの衝撃

先日のE3ではXbox Oneが2種類発表された。ハイエンドモデルのスコーピオとエントリーモデルのSだ。



また、大方針としていずれのXbox Oneも現行機とのソフトウェア互換を前提とすると宣言した。既存ゲームは新型機でもすべて動作可能とし、その上でエントリーモデルではHD画質、ハイエンドモデルでは4K画質が可能のように、提供するコンテンツで差別化を図る。

もうプラットフォームやメディアを進化させ、ゲーム機の後方互換の必要性を論じる時代は終わったということだろう。今後のゲーム機は今のPCゲームのように互換性を維持しつつ、ただスペックのみが進化していく。マシンを買い換えないでもよいという非常にユーザーに優しい方針だ。歓迎したい。


◾︎Xbox One スコーピオ
現行機の4倍以上の処理性能を持つCPUを搭載し、ゲーム画面の4K出力とVR機能を兼ね備えるモンスターマシンとなるようだ。

4K画質を作り込み可能な体力のあるゲームパブリッシャーがどれだけいるかは心配ではあるが、急速に普及している4Kテレビに対して、ゲーム機も対応していくのは必然だろう。

Xbox Oneでは、すでにEliteとして高機能コントローラを展開しているが、その方針を拡張しハードそのものをElite化するイメージだ。このようにユーザの趣向に併せた選択肢を提供することは、ゲーム業界のみならずUX議論では度々論じられる。

発売は2017年末、価格は未定。かなりのハイスペックなだけに価格は非常に気になるファクターだ。

なお、Sonyも同様にPS4との互換性を維持する次世代PlayStationを開発中であることを明かした。すでにVRは切り離して別ハード化することを決定しているだけに、次世代機にVRを取り込む可能性は低いと思われる。両社のVRに対する方針の違いがどう出るか?興味深い。


◾︎Xbox One S
現行機の後継機として40%小さくなる。しかも歴代Xboxの象徴だったカステラアダプターを廃止し電源内蔵だという。機能面では4K動画の再生に対応する。衝撃的なサプライズ発表だった。

これは「買い」だ!

もちろん「縦置き」も可能になる。現行機は縦置き出来ないだけでなく、横置きにしても排熱の関係で上に物が置けない。360よりでかくなったカステラアダプターも含めて非常に"邪魔"な本体だ。中身の性能も負けていて、筐体もダメではPS4に勝てるはずがない。(唯一優っているのはUSB3.0による外付けハードディスクが可能な点くらい)

しかし、ユーザーの意見を取り入れた上で発売からわずか3年で40%小さくするのは並大抵のことではない。高度な集積化と省電力化、コストダウンが図られていることは明白だ。発売価格は500GBで300ドル(初代は400ドル、E3発表後350ドルに値下げ)と、PS4に対抗するには十二分に魅力的だ。しかも米国では8月末!日本でも2016年内には発売されるとのこと。はやっ!この時期となると、Windows 10のUWPアプリが動作するようになるのでは?という期待も持てる。楽しみだ。


Windows 10でも感じたが、今のMicrosoftはすごく本気だ。以前のような殿様商売的な押し売り感は一切なく、チャレンジャーとしてUXを重視した物作りに徹底している。何というか、古き良き日本の企業のように目先の売上より10年先の未来を目指している感じを受ける。しばらく注目していきたい企業No.1だ!
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Author : ディーズ

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